そういうお年頃【R18】

 自覚は、あった。否、正しくは予感だ。
 好きだと気付いてしまって、もしも付き合うようなことになれば、こうなるだろうと。
 分かっていたはずなのに「すっこーるーーーーーー!!!!」

(……どうして、こうなるんだ)
 漏れかけたため息を飲み込んで後ろから飛びついてきた幼馴染の手を握った。

「もー探したッスよスコール! 最近すぐいなくなるからさぁ」
「いや……」

 不満そうに唇を尖らせる仕草にも。
「……あ、……いや、そっか……ごめん」
「! いや、違う」

 少し寂しそうに伏せられる目も――。
「……確かに、一人になって考え事をしたいと思ったが、お前から離れたいなんて思ってる訳じゃないからな」
「ん、ごめん……でも邪魔しちゃった……よな?」
 頭をかいて苦笑するティーダに、幼馴染とはこういう時少し厄介だなどと心にもないことを思う。
 ちょっとした仕草や雰囲気で、伝わるものがある。今もまたティーダは、自分が何か考え事をするために一人でここに来たことを悟ったのだろう。
 しょげた犬のようにしゅんとする姿に心をくすぐられて、手を引いて人気のない教室へ引きずり込んだ。
 焦るティーダの体を抱きしめる。香ったのは先日プレゼントしたばかりの香水で、嬉しさと興奮で体が熱くなって。
「…………」
「す、すこ……?」
 ゆっくりと体を離すと面食らっているティーダのおでこにキスを落とした。
「……悪い、もう少ししたら、行く。先に帰っていてもいいが」
「……ん、了解ッス! つかスコール置いて行くわけないだろー!」
 しょーがないッスね~とカラカラ笑いながら、少し名残惜しそうに抱きついてくる体にああもう、と額を押さえた。

――――――

 好きだと気付いた時から思っていた。
 付き合い始めてから、こんなに酷くなるなんて思わなかった。
 声を聞くたびに、その姿を目で追うほどに、触れるたびに。
 ティーダが意識に入ってくるだけで、すぐにそんな欲求が出てくるなんて。

(――抱きたい)

 抱いたのは、ラグナのお節介でティーダが泊まりにきた、初めての時だけ。夏休みもティーダとたてた予定がぎっしりであっという間に過ぎ去り、新学期が始まると毎日ブリッツの練習でくたくたになっているティーダに無理をさせるわけにもいかず。
 ――我ながら、よく堪えてきたと思う。

「いやぁ青春だねぇ……あれ、性春っていうんだっけ?」
「バッツさーん下品でーす」
 昼休み。ティーダが部活の緊急ミーティングで呼び出されている間にジタンとバッツが椅子をがたがた言わせながら近くにやってきていた。余計なお世話だ。
「んで、欲求不満なスコール君、このままだと爆発するんじゃん? 我慢よくないぜ」
「女の子だったらパイズリとかできるんだけどなぁ。あ、素股やってもらえばい」
「煩いバッツ」
「ひどっ!」
 昼休みの喧騒の中、今の会話をきちんと聴いている奴などいないだろうがあまりにもべらべらと言うものだからつい苛立ち椅子を蹴る。

 しかし……
(素股……)
「……重症だな、こりゃ」
 妄想の世界に入りかけてはっとする。あの日のティーダの声も表情も匂いも感触も、何もかも全て鮮明に思い出せるのに。

『すこー、るっ……あっ……』
(…………最低だ)
 盛りのついた獣のように、ティーダを抱くことばかり考えてしまう。妄想の中で何度も何度も犯して、でもそれじゃあ全然足りなくて。
(さっきも……)
 ティーダを抱きしめて、体温を感じて、自分のプレゼントした香水をつけてくれているのを知って。

(…………)
「……スコール、マジで大丈夫か?」

 恥ずかしさと自己嫌悪で頭が一杯になる。
(…………勃ちそうになった……消えたい……)
「あーらら、机に突っ伏しちゃって……」
「もー素直に言っちゃえよ~スコール。『お前が……欲しい』とかさ」
「ははっ、声真似やめれバッツ」
 けらけらと笑うジタン達を余所に、相変わらず悶々とした気持ちのまま頭を抱えていると。

「なーに話してるッスか!」
「っ……」
 ミーティングが終わったらしいティーダが背中に飛びついてくる。そしてやっぱり意識してしまうわけで。

「……あーティーダ、そろそろ授業始まるから離してやれ」
「え? あ、うん。な、スコール、明日休みだから遊ぼうな!」
 満面の笑みでそう言うと、返事を待たずにティーダは自分の席へと戻っていく。
 ジタンとバッツは残された、頭を抱えたまま体勢を変えられないスコールの肩にぽんと手を置く。
「……頑張れ」
「これ、俺からの餞別な!」
 ぽんと机に置かれたゴム製品を見てバッツに殴りかかったのは言うまでもない。

――――――

 次の日、ティーダに呼びだされるままに家に行く。一応インターホンを鳴らすが「入っといてー」というティーダの返事。
 勝手知ったるなんとやら。持っている合鍵で家の中へと入る。
 母親が他界しており、父はブリッツのスター選手ということで一人でいることの多かったティーダは、両親共に交流のあったスコールの家に昔から世話になっていた。
 互いに本当の家族のように思っており、いつでも来ていいという証に家の鍵も持っている。

『本当に家族になっちゃったりしてな~』
 などと言っていた父親はとりあえず無視しておいた。
 とりあえずリビングなどを見てみるがティーダはいない。すると上からとんとんと音がした。
(上か……)
 位置からしてティーダの部屋だ。一度、深く息を吸って吐いて、心を落ち着ける。
(……来る前に……一度したし、な……)
 最近は最早日課のように、自分を抑える為にしているようなものだが、実際会って、触れてしまえばそんなものは大して意味をなさない。
 空しい行為にため息をつくのも慣れてしまった。

 部屋の前まで来てノックをする。返事が聞こえて部屋へ入ると、ティーダはベッドに座り包帯で足首を固定しているところだった。
「っ、大丈夫か、怪我でもしたのか?」
「へーきへーき。昨日ちょっとだけ捻ったみたいでさ。固定しとけば痛くないし、すぐ治るって!」
 こちらの心配を余所に足首を固定し終わったティーダは笑ってぷらぷらと足を振ってみせる。
 隣に腰掛けるとぎしりとベッドが鳴いた。ぽんと頭に手を置いて無理はするなと言ってもいまいち真剣には受け取ってもらえなくて少し苛立つ。昔からこんな調子で、よく怪我をしたものだ。
「だからさー、一応家の中で遊ぶって! 怒るなよー」
 やはり読まれていたらしい。眉間のシワを小突かれてふいと顔を逸らした。そして直前の言葉が自分にとっての拷問になりはしないかと、嫌な予感を覚えた。
「家で遊ぶ、か……何をしたいんだ?」
「んー、ゲームでもいいしー映画でもいいしー、なんなら俺ずっとおしゃべりしてるだけでも楽しいし!」
「……オレはそんなに話せるネタはないぞ」
「でも、俺の話聞くの好きだろ?」
 無言でいるとへへっと笑って犬がじゃれるみたいに擦り寄ってくる。こんなの日常茶飯事だっただろと自分に言い聞かせながら衝動を抑える。

「でもさ」
「?」
 抱きついた姿勢のまま言葉をつむぐティーダ。顔は見えず、地毛の色が出始めている旋毛を見ているとふいに顔をあげて目が合った。
 少しだけ熱っぽいそれはすぐにまた伏せられる。

「こやって、くっついて、一緒にいるだけでも……いいんっ」

 多分、手は震えている。
 獲物は目の前で無防備に押し倒されて、喉元を晒している。事態に頭がについていけないらしく目は白黒、顔は赤い。

(…………)
 それでも、できない。
 学校は明日も休み。けれど、知っている。彼は明日チームのスポンサーのCMを撮ることになっている。だから、できない。

「あまり、煽るな」
 誘ってるように見えるぞ。
 そう言って、彼の肩をベッドに縫い付けていた手を離した。

「……っ?」

 突然腕を引かれて世界が反転。柔らかなベッドに受け止められる。倒れた衝撃で、ベッドに染み付いたティーダの匂いが舞った。
 見上げれば、怒りなのか照れなのかわからないが、顔を朱に染めたティーダが。

「~~~~ッ……ってんだよ!!」
「……………………ティ……?」
「ひっ、人の気も知らないでさっ……! 俺が気付いてないとでも思ったのかよ!」
 そこでぐっと何かを堪え、冷静になったのか目を細めるとティーダにしては珍しい、意地悪な笑みが浮かんだ。

「……人の気も知らないで勝手に気ぃ使って我慢するスコール君には、おしおきッス」
「な、にを……………………!? お、おいっティーダ!?」
 静かに怒るという、ティーダにしては珍しい様子に面食らって反応が遅れた。否、何をされているか理解できなくて対応できなかった。
 ティーダが手に取っていたのは先ほど足を固定していた包帯の余り。怪我をすることも多いスポーツだ。当然のように慣れた手つきで、ティーダはあっという間に両腕を縛ってしまった。
「おいティーダ……ッ……」
 馬乗りになったティーダがそっと顔を近づけてくる。いつもと違う、純粋に欲を露にした瞳は蠱惑的だった。
 ふぅ、と熱い吐息が頬にあたる。ティーダなのにティーダじゃないような、そんな錯覚さえ覚えるほどに、欲望を剥き出しにした姿だった。
「っ……」
 キスされる、と思った。しかしその熱っぽい瞳はじぃと見つめるだけで、唇に触れた指がするすると顎を伝い、鎖骨を撫でた。
 それに習うようにティーダの唇が喉元に吸い付く。ちゅっと可愛らしい音を立ててまた降りていく。シャツの隙間から鎖骨を舐められてぞくりと肌が粟立った。
 今の自分は正にまな板の上のなんとやら。されるがままで抵抗できない。縛られているとはいえ動けるのに、動けない。
「ティー、ダ」
 辛うじて動いた唇は彼の名を呼んだ。いつの間にかボタンは外され肌は外気に晒される。ゆっくりと降下するティーダの指と唇が肌を撫でていき、快楽よりはくすぐったさを覚える。
 返事はなく、やがて辿り着いたそこは過剰に反応を示していた。

「っ」
「ほら……」
 ズボン越しに撫でられるだけでもはっきり分かるほどにそこは熱を持ち、形を変えていた。
「こんなになってるくせにさ……」
 むかつき。と呟いたティーダは焦らすように、ズボン越しにそこを食む。優しくもどかしい刺激に身を捩り、足に力が篭る。
 漏れるうめきを聴いてティーダが笑う気配がした。じじ、とジッパーを下ろす音さえ、耳を刺激してくる。
「ちゃんと抜いてるッスか~?」
 下着をずらして自身を晒される。初めての時にびっくりしていた奴とは思えない。適応力が高すぎる、のかもしれない。
「熱い……っすね」
「っく……」
 ティーダに見られて、触れられて、熱い吐息までかかって。自分で抜いていたとは言え長い間我慢していたそれは欲望の対象を目の前にして爆発寸前だった。
「んっ……」
「お、いッ!!!?」
「っ、ん、ふ……!!」
 それは実にあっけなく。緩く扱かれ、濡れた舌先で先端を撫でられ、吸われた。それだけであっけなく、熱を開放した。当然の如くその白濁はティーダの顔や口にたっぷりと。
「んっ……どんだけ溜まってんスか」
「…………うるさい……」
 ついそう答えるがティーダは然程気にした様子もなく、ゆるゆると服を脱ぐと付着した粘液を指で拭う。

「……ん…………」
 その手を後ろへ伸ばすが、初めてそこで僅かに躊躇いを見せる。一度射精させられたせいか少し落ち着きを取り戻したから、くすりと笑って挑発してみる。
「……一人で出来るか?」
「ばっ、馬鹿にすんなよ! …………っ……」
 ここからではティーダがどのように手を動かしているかなど分からないが、きっと恐る恐る触れて、入り口を撫でているのだろう。
「……ひくついてるぞ」
「っ……見えないくせに……」
「お前は分かりやすい」
 涙目で睨みつけられたって迫力などない。その視線も逸らされ、ティーダは後ろを解すのに意識を移したようだった。

「……ん、っ……く……」
「…………、」
 熱い吐息を漏らしながら苦しげに眉根を寄せる表情は先ほどの小悪魔的な雰囲気とはうって変わって必死さが漂い、苛めたくなる。
「ティーダ……放っておかれると、辛いんだが……」
「っ……は……も、堪え性ない、すね……」
 そう言いながらもティーダは後ろを解す手とは反対の手を自身に絡ませ、ゆるりと扱きながら舌を這わせた。
「はっ……ん、む……ッ……」
「、それに……こっちも濡らしていたほうが……っ……入りやすいんじゃないか」
 慣れない行為でいっぱいいっぱいのティーダに上目遣いで睨まれても、興奮を煽る一要素でしかない。
 質量を増したものに戸惑うのも、慣れない手つきで後ろを慣らす姿も愛おしい。ああ、今すぐ押し倒して滅茶苦茶に犯してやりたいくらいに。だがそれはやらない。今はまだ。

「もう、いいのか?」
「一回やってんだから……へーきッス……っ、ん」
 自身に手を添え、ゆっくりと腰を下ろす。まだ先端も埋まっていないのに泣きそうになっている顔は自分の稚拙な妄想のティーダよりもずっと扇情的で。
 浅い呼吸を繰り返し、少しずつ。目眩がするほど熱い中は、初めての時以来だ。
「ん、あっ……」
 全てを飲み込んで、ティーダが詰めていた息を吐き出す。入れるだけでこんなにも消耗していて大丈夫だろうかと心配になるが、ティーダは笑う。挑発的に。
「絞りとってやるッス……」
「やれるものなら……っ」
「っん……、う……」
 ゆっくりと腰を動かし始める。痛みで萎えかけた自身を扱いて見せながらゆらゆらと揺れた。

「……んっ、ふ……ぅ…………ッぃ」
 イかせようと躍起になっているのか、徐々に動きが早くなる。はっはっと零れる喘ぎがいやらしくてまた硬度を増した。
「ふッ……ぁ……あ……!」
「ッぅ……」
 慣れてきたのか、苦痛よりも快感を得る方法を理解したらしく声に艶が混じる。潤んだ目元にキスしたいと思った。

「……ティーダ、……っ解いてくれ……お前に触れたい……抱きしめたい」
「っ…………ん、…………」
 何だかんだでティーダもそうしたかったのか、震える息を吐き出して一度動きを止め、腕を拘束している包帯に手を伸ばした。
 しゅる、と音がして解けた包帯がベッドの脇に落ちた。少し痺れた手を何度か握ると、ティーダへと手を伸ばし、ティーダもまた体を倒して顔を近づけた。

「ッ、あ……!! や……、な……」
 ぐるり、と。再び世界を反転させる。繋がったまま体勢を入れ替えてベッドに押さえつけた。
「……形勢逆転、だな」
「なっ……スコっ…………んッ……!」
 にやりと意地悪な笑みを浮かべて口を塞いだ。逃げる舌を追いかけて絡めとる。同時に強く腰を突けばくぐもった悲鳴が口内に消える。
 ぞくぞくと肌が粟立つ。声も匂いも肌の熱さも、我慢していた分激しく求める。

「――ッは、あ、ああぁっ! す、こ……るッ……!!」
「ッ…………ふ……」
 ここまで煽られて手加減できるほど大人ではなかった。荒々しく求めては首筋に肩にしゃぶりついて所有印をつける。
「っひ、ぅ……!」
 足を開かせてより深く繋がる。上気した肌もぽろぽろと零れる涙も、快楽に抗えず漏れる声も蕩けるほど熱い中も、全て求めてやまなかったものだ。
「……っ、こーる……スコールっ……!!」
「……ティーダ……っ……」
 手を伸ばして求められる。震える吐息すら奪うように口付けると、腕の中の体が震えた。
 快楽の証がベッドに散らされ、痙攣する体につられるように自身も白濁を吐き出した。
 ティーダの腹に散った白濁を指で撫でながらキスを続ける。達したばかりで息も絶え絶えな様子だったがこの程度で足りるなら苦労はしていない。
「はっ……はっ……すこ……くる、しい……っ……て……ぁあッ!」
「は……搾り取るんじゃなかったのか……ッ」
「あ、あっ……や、だぁ……ッ!! んんッ……!」

 結局。求めて求めて、とうとうティーダが気を失ってしまうまで、続けてしまったのであった。

――――――

「ほら……水」
 ベッドの中でこくりと頷いてそれを受け取ったティーダは体を起こすと少しずつ喉を潤していった。
「……大丈夫か」
「ん……だいじょぶ……」
 起きた直後は声もまともに出なかったものだから、一先ずは安心する。……と、同時に頭を下げて謝った。いくらなんでもやり過ぎだと自己嫌悪に陥る。
(軽蔑されたか……)
 ティーダに背を向け、頭を抱えて座っていると後ろからふわりと抱きしめられた。
「……離れろ……また襲うかもしれないぞ」
「……へへ、いっすよスコールなら」

 その言葉にまたぶつりと何かが切れる音がして、気がつけばベッドに押し付けていた。ため息をつき、体を離そうとしたらティーダが腕をまわしてきて焦る。
 しかしそこにあったのは穏やかな笑みで。
「ティ……」
「あのさ、あんま我慢しなくていいんスよ」
 先ほどまでの誘うような仕草はなく、『いつもの』ティーダだった。
「俺のこと気遣ってくれるのは嬉しいけどさ、スコールだけじゃないんスよ。したいって思ってるの」
 照れたように笑う顔は昔から心を惹き付けてやまないものだ。たくさん痕をつけてしまった首筋を撫でるとくすぐったそうに身を捩る。
 軽く体を起こし、抱きついてきたかと思うと首筋にちりりと刺激が走った。
「へへ、俺のってことッスよ」
「おい、そこは……」
 普段着ている制服でぎりぎり隠れるか隠れないかという位置に痕を残されるが、スコール自身ティーダに沢山付けてしまったのでぐっと口をつぐむ。
 それに、自分のものだと痕をつける行為をされたことは素直に……否、かなり嬉しい。
「俺だって健康な男子なんだからさ、好きな相手と一緒にいたいとか……したい、とか、思うんだって! だから、俺の体気遣ってくれるのも嬉しいけど、あんまり遠慮されすぎると寂しいッス」
 言い終わって、恥ずかしかったのか抱きついて首筋に顔を埋めるティーダの体を抱き返す。温もりに安堵しながらベッドに倒れこむ。
 悪戯に手を滑らせれば小さな笑い声。ティーダはいつも、全力でぶつかってきてくれたのに、自分は何を恐れていたのだろう。
 肌を重ねるだけでも感じられる幸福に自然と笑みを浮かべながら、ゆるりと手を動かし続ける。
「……スローセックスというのもいいもんだな」
「はい? ってうわっ! ま、まだやる気ッスか!!」
「安心しろ、激しくはしない」
「きょ、今日は流石に無……わーどこ触ってんだよ!」
「今更だな。それにこれだけ元気なら問題ないだろ」
「問題あるってー!!」

 子供の頃にじゃれ合ったように、ベッドの中の攻防戦は暫く続いた。

(そういえばCMの撮影は……)
(あ、足怪我したから延期だって。急ぎじゃなかったし)
(…………)

――――――
あとがき。

久々の更新が裏で大変申し訳ないことに……/(^o^)\
スコティダ幼馴染シリーズの続き的な感じでございます。
2月の終わりごろ?に急にエロが書きたくなって←
でも特にネタが思いつかなかったのでついったーのお友達にアンケートを取った結果がこれになりました!
相手とシチュでやってみたのですが、相手がスコールで、シチュが
凌辱2、らびらび2、険悪1、誘い受け2

というカオスな結果に!まぜこぜにした結果がこれだよ!険悪さが余りないのが申し訳ない……HNMRさんごめんなさい。゚(゚^0^゚)゚。
書きかけていて途中で置いていたものだったのですがさくっと完成させました!
CM撮影が延期だったと知って我慢しなくてもよかったじゃないかとショックを受けるスコールさんマジどんまい!!
最後まで読んで下さりありがとうございました!

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