※微妙な設定ご注意※ ・ギャグです ・7と8と7’→10をめぐる争い
・キャラ崩壊
・セフィさんが優しすぎる(むしろキモry
・しかしやはり変態
・ティーダがアホの子
・ティーダ愛されすぎだろ\(^o^)/
・何か平和
・実は仲のいいカオス勢とコスモス勢
・秩序の館とか出てきます捏造です
・会話多い
「何をしている……セフィロス……」
「人形か、見て分からないのか?さすが失敗作だな」
「違う!俺が……俺が言いたいのは……」
「何故貴様の膝の上でティーダが寝ているのかということだ!」
事の始まりは数分前……
素材集めに出かけていたスコール、クラウドの二人が秩序の館に戻ってくると、待機していたはずの
ティーダ達の姿が見当たらなかった。辺りを探すとオニオンとティナの二人を見つけた。
近くにイミテーションが現れたので退治に行っていたらしい。数が多かったので行くのは最低でも二人、
ティナ一人を残すわけにもいかず、館はティーダに任せたのだとオニオンが言った。
が……。
「ティーダはどこに……?」
「ええ?いなかったの?まったくもー」
年下のオニオンが呆れるが、敵に襲われた可能性もある。
ティーダに少なからず(むしろ激しく)好意を寄せているスコールとクラウドの二人は表情にこそ出さないものの慌てて辺りを探し始めた。
結果。
「ふっ……うらやましいか」
「あたりm……いいからその手をどけろ!」
この状況である。
クラウドの横でガンブレードを構えたままのスコールも、眼光は鋭いが。
(うらやましい……)
これである。
「ティーダが穢れる。失せろ」
「煩いぞ獅子。クラウドもだ。ティーダが起きる」
愛しそうに目を細め、すやすやと眠るティーダの髪をなでる姿は、普段の彼からは想像もできない。
むしろセフィロスの残酷さ、そして変態さを知っているクラウドにとっては気持ち悪いことこの上ない。
「……この変態イカ、ティーダを返せ」
「………………」
普段は感情を表さないスコールまでがはっきりとした怒気を見せてもセフィロスは涼しげな顔だ。
「哀れだな。嫉妬に狂う姿は醜いぞ。まぁティーダが起きるまでの間、経緯を話してやってもいいが」
聞いてもいないのに、セフィロスは勝手に語り始めた。
――――――
「あー……暇だー……」
オニオンとティナがイミテーション退治に行き、一人になったティーダは館の屋上で大の字になっていた。
ウォーリアがいたら説教ものだが、館にはティーダ一人だ。カオス勢も滅多にやってこないし、と気は緩みっぱなし。
ぽかぽかと暖かい陽気に、夜遅くまでバッツ達とカードゲームをしていたせいで時折船をこぐ。
だからすぐ近くまでやってきていた妖しげな気配にも気付かなかった。
「ククっ……無防備だな、ティーダ」
「わっ!セフィロス!脅かすなよなー!」
むーと頬を膨らませる子供じみた仕草が可愛らしくて、つい頬が緩む。
それでも武器も何も構えないあたり平和ボケしているのか何なのか。
「一人か」
「そーっスよ。皆出払っちゃってって……ちょっと退屈……ふあ……だったっス」
先程驚かされた時は眠気も吹っ飛んだが、気が緩むとまた瞼が重くなってくる。
こし、と目をこするとセフィロスが隣に座る。
「眠いのか……?」
「んー……ちょっと……」
「眠るといい。留守は私が守ってやろう」
「ふぇ……いーんスかぁ……?」
……仮にもセフィロスは敵であるがこの場で突っ込みをいれられる者はいなかった。
「あぁ、お前が望むのなら」
「へへ……さんきゅー……ッス……」
嬉しそうに笑うとそのままセフィロスの肩にコテンと頭を乗せた。
「……こちらの方が地面よりはいいと思うぞ」
「んー……?」
既に半分夢の世界に行っているティーダを抱き寄せ自分の足の間に座らせると、後ろから抱きかかえた。
「ふあ……こっちのがいーッス……ね……」
「ゆっくり休むといい。………………ゆっくりとな」
ティーダの髪からふわりとシャンプーの香りが「ちょっと待てこのド変態」
バスターソードをセフィロスに突きつけるクラウド。スコールと共にEXモードである。
「……とそんな時にお前達が騒々しくやってきたのだったな」
「ティーダを自分のそばで眠らせてナニをする気だった貴様!」
「眠っている相手に私がそんな事をするとでも?」
「(じゃあ来たときから動いてないその今にもティーダの胸元に入り込みそうな手はなんだ)」
「んー……」
と、3人の話し声が煩かったのかようやくティーダが覚醒する。
こしこしと目を擦るとクラウドとスコールが帰ってきていることに気付き、ふにゃりと笑みを浮かべた。
「おかえり~……」
BREAK
「あ、セフィロス、見張りありがとっッス!重くなかったッスか?」
「案ずることはない。むしろお前は軽すぎるな。もう少し肉をつけたほうがいいのではないか」
「ちょ、くすぐったいって!」
瞬間、突風が過ぎ去りセフィロスの腕からティーダがいなくなった。
と同時に、EXモードの二人が一気に間合いを詰め。
「弾けろ!!!」「全てを断ち切る!!!」
背後の爆発音を聞きながらティーダはまだ何が起こったかわかっていない様子だった。
「ん?あれ?」
「ふいー危機一髪」
「ジタン!バッツも」
「技出すの早すぎだろあいつら。大丈夫かー?ティーダ」
「……何かよくわかんないけど大丈夫ッス」
「そっか、よしよし。しっかしセフィロスってまじ変態すぎじゃね?」
「ティーダに留守番させたら駄目だなー」
「??」
なにやら勝手に話が進みよく分かっていないティーダの所にスコールとクラウドが戻ってきた。
「おー二人とも。どうだった?」
「逃がした……」
「(次は必ず仕留める……)」
止めを刺せなかった事が悔しいのか二人とも不満げだ。
「あ、セフィロス帰ったんスか?ちゃんとお礼しようと思ってたのに」
相変わらず空気の読めないティーダの発言が二人の神経を逆撫でするのも当然で。
「ティーダ……アイツは危険だから近付くなとあれほど言っただろう……」
「え?あ……」
「(……世話の焼ける……)」
「えと……ごめんッス……」
「いや……無事ならいい。……だが」
がしっと両側から腕をつかまれ、きょとんとしているティーダ。
ジタンとバッツは同情するような眼差しを向け、合掌。
「二度とアイツに近付かないよう、教え込まないとな」
「……お仕置きだ」
「……へ!?」
無事ならいいんじゃなかったのかよー!というティーダの叫び声が、館に響いた。
その後、三人まとめてウォーリア達にこってり絞られるのだが、それはまた別の話。
☆オマケ☆
「あ……も、ムリ……っす……」
「まだだ……」
「やぁっ……!」
「(心配するこっちの身にもなって欲しいもんだな……)」
――――――
拍手第一弾はこんな感じでしたアホすぎる!結局あまり手直ししてません。
最後のオマケ、何をしてるかはご想像にお任せ\(^o^)/