CoD:MWシリーズ

ゴースト×ローチ

  • 寒い日は

     息が白く染まるのは、何も煙草の煙のせいだけではない。 今日はひどく、寒い。 夜の闇がその白さを殊更際立たせる…

  • 嗤う月

    「これとこれとー……あーこれは苦手って言ってたっけ? まいっか」 ぽいぽいとカートの中に商品を投げ込みながら、…

  • 雨音の中で

     寒い。 酷く寒かった。 「クソっ……!」 ざあざあと降る雨の音が耳鳴りのように煩いのに、自分の呼吸も、声も鼓…

  • 存在意義

    「おい……おいローチ、聞いてんのか」「もうっ、静かにしててよゴースト!」 小声で文句を言いながら、少年はそろり…

  • 明けない夜を眺めながら

    「マヌケ」「酷いです……」「うるせー事実だろうが特殊部隊のくせに風邪ひく馬鹿がどこにいるんだよああここにいたな…

  • 特別な日

    「もし、今日だ、って言ったらどうすんだお前」 二人きりでささやかなクリスマスの宴を開いている最中だった。 ロー…

  • たまには素直になりましょう

    “I want to stay by your side forever.”  メッセ…

【完結済】Roundabout

ゴースト×ローチの長編です。

  • 戦場の熱

     ゴーストはベッドの上で軽く頭を抱えた。 (何だこの状況) ここはゴーストの私室……の、ベッドの上。そこまでは…

  • その理由

    「ローチ!!」「はいっ!」 装備を外しながら談笑していたローチはゴーストのその一声でパブロフの犬よろしく反応し…

  • 代償は高く

     アーチャーがそのことを初めて相談されたのは、ローチとゴーストの関係が始まる二週間ほど前のことだった。 神妙な…

  • 自覚症状

     ぽちぽちと小さな端末を操作する。後輩からのメールに返信するためだ。 『映画館のチケットを知り合いに二枚もらっ…

  • 幸福な24時間【R18】

    「ローチ」「先輩!」「悪いな、待たせたか」「いえ、俺もさっき来たとこです」「んじゃ入るか」「はい」  会話だけ…

  • 二人の距離

     ローチの様子がおかしい。 ゴーストがそれにはっきりと気付いたのは、ローチと共に過ごした休暇が終わって最初の任…

  • その感情の名は

    『今日は来れるか』『すみません、この前も話しましたけど今日はちょっと遠慮させてほしいです……オゾン達に飲みに誘…

  • 真実と虚構の狭間【R18】

     あれからしばらくの間、ゴーストがローチを呼び出すことはなかった。 熱に悩まされれば女を捜し、見つからなかった…

  • たった一つの過ち

     あの後どう行動したかさっぱり思い出せないが、ベッドに腰掛けたままの姿勢で気付けば朝になっていた。 正直眠って…

CoD他CP

  • 傍観者より愛を込めて(マカユリ)

     我輩は猫である。  そんな一文ではじまる物語が、東洋の国にあるらしい。 それを教えてくれたのは、その物語が生…

  • 半端者(砂霜)

    『あー曹長? 御宅の若い子もうちょっとどうにかなんない?』「ああ? 何だよ藪から棒に」 馴染みの事務員からの内…