ジェクト×ティーダ

DFF/FF10

おやすみの

※『元凶は何処に』の続きっぽいもの「んだよこりゃあ……」「あはは、おやじが二人に見えるー」 試合の後、友人達と遊びに行くと言って夜の街に繰り出していった息子。 ジェクトはジェクトで仲間と飲みに行っていたのだが、珍しく息子より早くに帰ってきて...
DFF/FF10

元凶は何処に

「だーかーらぁ!!」 ティーダが風呂から出てきた頃合を見計らったかのように、玄関の方でがたがたと物音がした。 無視を決め込んでもよかったのだが、ドアを閉める音がしたきり何も動く気配がないので仕方なく行ってみると、案の定そこには泥酔し床に座り...
DFF/FF10

だいじなもの

「ほんっといい加減にしろよ!」 母親譲りの、どちらかというと中性的な顔立ちを歪めさせて怒り狂う息子を尻目に、のんびりと朝のコーヒーを啜る。「出したものは仕舞え! ゴミは捨てろ! 洗濯物はカゴ! 何回言えば分かるんだっての! ガキかよ!」 そ...
DFF/FF10

待ちきれなくて【R18】

父親と別々のチームになってからというもの、最近はなかなか時間が合わずに一緒にいられる時間が少なくなっていた。 だから、というわけではない……と、思うのだけれど。 何気ないことだった。 遠征が終わり、久々に戻ってきた我が家。父のチームは明日に...
DFF/FF10

試合続行中【R18】

「ん、んっ」 漏れ出る声が浴室内に反響して聴覚を刺激する。 絶えず降り注ぎ肌を伝う微温湯の感触はスフィアプールの中を、試合を思い出させて――プールの中は微温湯ではないけれど――ティーダは堪らず目を瞑った。 すると今度は口内で絡む舌と、肌をま...
DFF/FF10

こんなんじゃ足りない

大舞台で一身に注目を浴び、大歓声に包まれる興奮は、一度その味を覚えてしまったら大抵の人間はやめられなくなるに違いない。 期待に応える、あるいはそれ以上のパフォーマンスをしなければならないというプレッシャー、恐怖があっても、やはり何度でも舞台...
DFF/FF10

意地っ張りな子供

「食らえクソオヤジっ!」「甘ぇ、よ!!」 攻撃をガードされてカウンターを食らった。ぎりぎりガードしたが、やはり向こうの方が腕力は上で腕が痺れる。 お互い魔法についてはからっきしダメだから、必然的に近距離戦がメインになる。 といってもそれだけ...
DFF/FF10

大嫌い=大好き

「わぁーーーーーーーーッ!!」 空は晴天。絶好の洗濯日和な今日、晴れ渡った空にティーダの叫びが木霊した。 いつもの事なので慣れている。皆思い思いに過ごしているとしばらくしてティーダが屋敷を飛び出していった。「くそオヤジーーー!!」 ずっとお...