DFF/FF10 消滅 月の光を受け、それは碧に輝いた。 マテリアのような外見のそれは、二人分の記憶が詰まっている。知識エネルギーで出来ているという点においては、マテリアと同義ではあるのだが。「…………」 ――記憶を奪ったことを、悔いてなどいない。ああしなければ、... 2012.04.30 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 suck life そして今夜もまた、彼の元へと。「また来たのか」「…………っ」「随分と消耗しているようだな。あるいは仲間を見て衝動が抑えられなくなったか……」「……るさ……い」「言葉を選べ。私が手を貸さなければあと一時間も持たない存在が」「わかっ、たから……... 2011.06.22 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 日常に溶け込む危険 ぽふり、と。 柔らかな感触に受け止められたかと思うと綺麗な銀糸が頬に触れた。 目の前には、彫像のように整いすぎた美貌の男。その背後には真っ白な天井。 ……えーっと。 なぜこんな事になったんだったか、と頭を働かせようとしたが、保健室特有のツン... 2010.06.12 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 もどかしい速度で そうだね……それはとても魅力的で、甘美……一度その味を知ってしまったらきっと……やめられなくなるよ?「………………うぬぬ」「お、どしたティーダ? 珍しくスコールばりに眉間にシワ寄せて」「ははっ、スコールみたいに老けても知らねーぞー」「………... 2010.05.09 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 愚かでやさしい子供の話 ※『愛を知らなかった男の話』と対になる話 終わらせることの、なんと容易い事か。「お前にもう用は無い」 そう言って、彼の心を、体を縛り操っていた魔法を解き、同時に愛刀を無防備な背中へと突き刺した。軽い、あまりに軽い衝撃一つで、彼の命はここで終... 2009.12.15 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 愛を知らなかった男の話 ※『愚かでやさしい子供の話』と対になる話 あぁ、来ちゃったなって、思ったよ。「お前にもう用は無い」 心を覆っていた膜のような魔力が無くなって、とす、とまるで抵抗などないかのように、冷たい感触が胸を貫いた。 時間が止まったらいいのに、と思った... 2009.12.15 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 Despair<後編>【R18】 ベッドの上に転がされた少年は、頭上で両手を鎖で戒められ、黒い布で目隠しをされていた。「その顔を曇らせてやろう」 そう言うと微かに身を強張らせて、これから起こる事に耐えようとしているようだった。 何をされるか、は、恐らく分かっていない。「クク... 2009.09.13 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 Despair<前編> 宿敵。 もはや理屈では言い表せない程の、絶つに絶たれぬ因縁。 全ての人類に復讐すべく、星の頂点に立つのが自分の目的。しかし、元の世界の自分は肉体を失ってしまい、それはあの男のせいだった。 何度も邪魔をし、自分をライフストリームに送った男に復... 2009.09.13 DFF/FF10セフィロス×ティーダ
DFF/FF10 合図。【R18】 合図、みたいなものがある。 それは、甘く低くなる囁きだったり、突然の噛み付くようなキスだったり。 今日は、後者だった。「ん、はぁ……っ」 口の中を、熱い舌が別の生き物みたいに這い回る。 息を継ぐ暇もなくて頭がぼーっとしてくるけれど、上顎をそ... 2009.08.27 DFF/FF10セフィロス×ティーダ