その他(10受中心)

DFF/FF10

10祭り2012:コスモス編

水の記憶(110) 彼に好意を抱いているのかもしれないと、そう気づいてしまった時にはもう遅くて。「それにしても珍しいっすねーリーダーと二人で組むって!」「そうだな」 剣を消し、先を歩くティーダの、ぴょこぴょこと跳ねる髪を見ながら返事をする。...
DFF/FF10

直線的恋愛

『だって俺ティーダのこと好きだし』 そんな、彼のあまりにあっさりとした告白から、二人はただの仲間同士ではなくなってしまった。「ティー、ダっ」「うおっ!! 脅かすなってバッツ!」「んーいいじゃんいいじゃん」 突然抱きついてきて頬ずりしてくるバ...
DFF/FF10

その瞳の色は

(おお) その人はいつも凛として、真っ直ぐに前を見据えていた。 誰よりも早く起き、見張りをする時でなくとも人より遅く寝る。 隙というのか、気を抜いた姿、というものを見たことがなかった。 だから、この状況に遭遇したのはとても運がいいのだろう。...
DFF/FF10

アシストを選択してください。

「譲るつもりはないよ?」「それはこっちのセリフだ」「お、俺だって」「「フリオは昨日組んだだろう」」 ゴゴゴゴ……という音が聴こえてきそうな程に威圧してくる二人にフリオニールも思わず口をつぐんだ。「なーなー、まだ決まらないんスかー?」「ごめん...
DFF/FF10

喧嘩両成敗!

喧嘩の原因というのは、いつも些細なものである。 ほんの小さなことがきっかけとなり、いつしか話題が変わり普段の不満をぶつけ合うものになることもある。 今現在、スコールとクラウドが正にそんな状況であった。「大体なんださっきの戦闘の避け方は。それ...
DFF/FF10

海は何色に見えるか

「「あ」」 ばったり。そんな音が実によく似合う再会だった。「あ、んた」「あー……あん時の。元気?」「へ? あ、うん……? うん……」 傍から見ればそれは敵同士の会話には見えなかっただろう。少年も突然そう問われて戸惑っていたが、ヴァンという少...
DFF/FF10

子犬と食事

「おじゃましま~す!」「いらっしゃいませー!」「……ザックス、もう少し声を落とせ。隣の部屋に迷惑だろう」 再会を喜び抱き合う二人がようやく落ち着いた後、ザックスの部屋へとやってきた。 ザックスとティーダ、俺とOBの三人。大の男が6人もそろっ...
DFF/FF10

でゅおでしむ発売前妄想

その1その2その3その1※ティーダがカオス側と聞いて。操られティーダ妄想。皇帝様マジおにちく! ――暗く冷たい石造りの部屋で、それは毎日のように繰り返されていた。「――ッあ――」「……まだ足りぬか」 牢獄のようなその部屋には似つかわしくない...
DFF/FF10

子犬の再会

「ブリッツのためにこっちに来たのか?」「そうッス! やっぱ強いチームが集まってる所でいっぱい練習して強くなりたいし、それに一人暮らしもしてみたかったし!」 そう言って先程道案内を頼んできた少年は屈託なく笑った。 どちらも本当なのだろうが、こ...
DFF/FF10

存在の証

世界は争いで満ちていました。 たくさんの人が傷つき、命が失われていきました。 神々はそれを嘆き、悲しみ、その涙は一つの海を作り、その怒りは暗雲を呼び寄せました。 神々は、争いの絶えない世界を見ることを止め、その海に新たな世界を作りました。 ...