はるしゅふぁん(オル光)

【完結済】やがて答えに至る道

3.わだかまる

アラミゴでの騒動が落ち着いてきて、ハルドメル、ウ・ザル、アレンヴァルドは三人で顔を突き合わせられるタイミングも幾度かあった。常に一緒に行動できるわけではないから、お互いに会えなかった期間のことを共有する。それは暁として活動する上でも必要なこ...
【完結済】やがて答えに至る道

2.まいる

「やだ、やだ、やめて……ッ」 男女がベッドの上で重なり合う姿を、否、男が女を組み伏せている光景を俯瞰的に見ている。それはオルシュファンの親友ーーハルドメル・バルドバルウィンと、オルシュファン自身の姿だ。 泣きながら懇願する彼女の手を縛り上げ...
【完結済】やがて答えに至る道

1.かえりみる

※注意書き※この話には『0話』にあたるお話がありますが、そちらはWebで公開しないため以下説明と作中説明でなんとなくお察しください・オルシュファンは胸に大怪我を負ったけどなんとか助かった。でも怪我のことがあるのでドラゴンヘッド指揮官は解任さ...
FF14

境界線にある答え【R18】

「では改めて、我が友の無事の帰還に!」「我が友と、その大事な人達の無事に!」 互いに杯を交わす。『聖ダナフェンの落涙』から作られたワインは、とこしえの絆を意味する一品だ。親友との酒の席にこれほどぴったりなものはないと、オルシュファンが取り寄...
FF14

今日もまた生きている

朝、目が覚めると、腕の中にあなたがいる。 それがどれ程幸せなことか、あなたはわかっているのだろうか。「っ……!」 全身がじとりと嫌な汗をかいている。早鐘を打つ心臓はしかし、腕の中にいる人を見れば、少しずつ穏やかになっていく。 今でも時々、夢...
FF14

そしてまた朝が来る

朝、目が覚めると、腕の中にあなたがいる。 それがどれ程幸せなことか、あなたはわかっているのだろうか。「……」 まだ夜が明けて間もない時間帯。少しずつ明るくなっていく窓の外。その光が、腕の中で眠るひとの姿を見せてくれる。 石膏のように滑らかな...
FF14

固い絆、あるいは愛情

「おおおお! ここが東方の地クガネ! なんとも異国情緒溢れる場所ではないかっ!」「あはは、楽しそうでなにより!」 オルシュファンは船からクガネの姿が見えていた時から興奮していたが、その地に降り立ち、見慣れぬ装束を着た人々やその営みを目にする...