FF14

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例え遠く離れても

「他所の星芒祭を見るのは初めて?」「ああ! 邪竜とその眷属が活動期に入ってから祝祭の類いはささやかなものになってしまっていたが……他の国でもこんなに盛大に行われていたとは知らなかったぞ」「そっかぁ……これからはイシュガルドでもたくさんお祝い...
【完結済】やがて答えに至る道

8.はじめる

ハルドメルにとってあまりにも当たり前のことだった。 話をするのも、手合わせするのも楽しくて。その命が失われかけた時は、この世の終わりかというほど取り乱して。 友達だから。自分にとって一番の親友だから。 オルシュファンにとっても――一番ではな...
【完結済】やがて答えに至る道

7.おもいしる

エオルゼアでは各地で謎の塔が出現し、ルナ蛮神と命名された新たな脅威が襲い掛かって来た。生物をテンパード化する能力を持たないというこの異形の対処には、光の戦士たる英雄のみならず、暁の面々やエオルゼア同盟軍も立ち向かえた。このタイミングで前線に...
【完結済】やがて答えに至る道

6.うちあける

暁の賢人たちの意識が戻らぬまま、謎の声に導かれて渡った第一世界。 そこで出会った人々のことも、出来事も、長い長い話になる。 アラミゴ解放や東方での旅のこともまだ全く話せていないのに、伝えたいことは降り積もるばかり。 けれど、それらより先に、...
【完結済】やがて答えに至る道

5.おしはかる

最後に会ったのはいつだったか。 最後に会った時、どんな表情をしていたっけ。 ーーあぁ、笑った顔が見たいなあ。ーーーーー ゼノスとの戦いの最中、超える力ーーとはまた別のような、誰かの呼び声に引き寄せられるように意識を失った。目が覚めた時にはイ...
【完結済】やがて答えに至る道

4.むくいる

その日は朝から憂鬱だった。夜には件の女性と顔を合わせなければならないから。だが当然時は止まってはくれないし、夜会が延期になることもない。 いつものチェーンメイルとは違う小奇麗な、さも貴族らしい服に身を包む。義母が拒否するために公の場には出ず...
【完結済】やがて答えに至る道

3.わだかまる

アラミゴでの騒動が落ち着いてきて、ハルドメル、ウ・ザル、アレンヴァルドは三人で顔を突き合わせられるタイミングも幾度かあった。常に一緒に行動できるわけではないから、お互いに会えなかった期間のことを共有する。それは暁として活動する上でも必要なこ...
【完結済】やがて答えに至る道

2.まいる

「やだ、やだ、やめて……ッ」 男女がベッドの上で重なり合う姿を、否、男が女を組み伏せている光景を俯瞰的に見ている。それはオルシュファンの親友ーーハルドメル・バルドバルウィンと、オルシュファン自身の姿だ。 泣きながら懇願する彼女の手を縛り上げ...
【完結済】やがて答えに至る道

1.かえりみる

※注意書き※この話には『0話』にあたるお話がありますが、そちらはWebで公開しないため以下説明と作中説明でなんとなくお察しください・オルシュファンは胸に大怪我を負ったけどなんとか助かった。でも怪我のことがあるのでドラゴンヘッド指揮官は解任さ...
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境界線にある答え【R18】

「では改めて、我が友の無事の帰還に!」「我が友と、その大事な人達の無事に!」 互いに杯を交わす。『聖ダナフェンの落涙』から作られたワインは、とこしえの絆を意味する一品だ。親友との酒の席にこれほどぴったりなものはないと、オルシュファンが取り寄...